リカヌス
Licanus (Español)
スペインのバレンシアに本拠を置いて活動するピリオド楽器アンサンブル、カペーリャ・デ・ミニストレルスが創設したレーベル。

CDM 0201
モンセラートの朱い本 14世紀の歌と舞曲
 作曲者不詳:
  兄弟たちよ、われらは死に行く(モレーリャのコントラファクトゥム;器楽)
  おお、燦然と輝く聖母/聖なる山に燦然と輝く星
  母なる処女をたたえよう/七つの喜びを数え直そう
  燦然と輝く女王の御座/天の女王よ/声合わせ歌おう、アヴェ・マリアを
  母なる処女、マリアをたたえよう/
  兄弟たちよ、われらは死に行く(モレーリャのコントラファクトゥム)
  喜びの町の女王/われらは死に向かって急ぎ行く

ピラール・エステバン(ソプラノ)
ランベルト・クリメント(テノール)
カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス
バレンシア自治州合唱団

録音:2001年11月17-18日、バレンシア大学、サピエンシア礼拝堂

モンセラートは、カタルーニャ地方の聖母信仰と巡礼の聖地であるバルセロナ近郊の山。当地の修道院(モンセラート修道院聖歌隊 で有名)に保管されているヴェルヴェット張りの手写本、通称『朱い本』に収められた10曲は、ジョルディ・サヴァールをはじめ 数多くの古楽演奏家によって録音されてきたが、当盤には興味深いトラックが追加されている。
バレンシア地方の町モレーリャのサン・フランシスコ修道院の参事会室のフレスコ画に、バレンシア語で「兄弟たちよ、われらは 死に行く」と始まる詩文が音符付きで描き込まれているのが、その旋律が『朱い本』に収められた、死の舞曲とも呼ばれる「われらは 死に向かって急ぎ行く」と一致し、その詩文も同曲にあてはめたバレンシア語の歌詞であることが判明した。その「バレンシア版・朱い本」ともいう べきコントラファクトゥム(替え歌)が、ここでは歌詞付きと器楽のみの2パターンで演奏されており、これらは世界初録音となる。
サヴァール盤以来の名演を聴かせるカペーリャ・デ・ミニストレルスは、1987年にカルレス・マグラネルによって創設された、 中世からバロックまでをレパートリーとするピリオド楽器アンサンブル。


CDM 0203
裁きの徴(しるし)
 カスティーリャとバレンシアのルネサンス・クリスマス音楽

 作曲者不詳(「コロンビーナ歌集」所収、クリスマスのためのビリャンシーコ)
  Virgen dina de honor/Reyna muy esclareçida
  Buenas nuevas de alegría/Que bonito niño chiquito
  A los maytines era
 作曲者不詳:
  羊飼いたちよ、言ってごらん(アンティフォナ)
  Bien vengades pastores(クリスマスの最初のビリャンシーコ)
 フアン・デ・トリアーナ(1477頃-1490頃活動):
  Dinos, madre del donsel
 作曲者不詳:シビラ(巫女)の歌「Juizio fuerte sera dado」
   (トレドのカスティーリャ語版と、モラーレス、
   トリアーナによるポリフォニー曲を交互に演奏)
 マテオ・フレーチャ(1581-1553):
  エンサラーダ「ラ・ネグリーナ」
 作曲者不詳(「カラブリア公の歌集」所収、クリスマスのためのビリャンシーコ)
  Señores el qu'es nascido/Yo me soy la morenica
 作曲者不詳:シビラ(巫女)の歌「Al jorn del judici」
   (14世紀のモノディと、カールセレス、
   アロンソによるポリフォニー曲を交互に演奏)

カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス
 ルース・ロシケ(ソプラノ) ジョゼプ・エルナンデス(カウンターテナー)
 ランベルト・クリメント(テノール) ホセ・アントニオ・ロペス(バリトン)
 ダヴィド・アンティク、ヴィンセンテ・パリーリャ(各種笛)
 エドゥアルド・ナバーロ(シャリュモー)
 カルレス・マグラネル、ジョルディ・コメーリャス(ヴィオール)
 オクタビオ・ラァフルカーデ(ビウエラ、ギター)
 フアン・マヌエル・ルビオ(リュート、ハープ、打楽器)
 パウ・バレステル(打楽器)

録音:2001年12月27-28日、バレンシア大学、サピエンシア礼拝堂


CDM 0304
エルチェの神秘劇(15世紀)から
  第一部[聖母被昇天祭前夜]

   (1709年の記録書に基づく新版による)

カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス
 エリーザ・フランゼッティ(ソプラノ:マリア) ジョゼプ・エルナンデス(カウンターテナー:天使)
 ジョゼプ・ベネト(テノール:聖ジョアン) ホセ・アントニオ・ロペス(バリトン:聖ペレ)
 カルレス・マグラネル、ジョルディ・コメーリャス、レネ・ボシュ(ヴィオール)ほか

バレンシア自治州合唱団

録音:2003年1月20-22日、ラ・ベネフィセンシア文化センター、サル・アルフォンス・エル・マニャーニム

毎年8月14・15日にスペイン、アリカンテ県エルチェ(エルス)の聖母教会で上演される有名な「エルチェの神秘劇」。起源は15世紀 にまで遡るとされ、口伝によって守られてきたこの神秘劇ですが、ときにその内容が記録されており、現存する最古の記録書として 1709年のものがエルチェ市古文書室に保管されています。当盤は、その1709年の記録書をもとに新版を作り、当時合せて演奏されたであろう タイプの楽曲を配して、聖母被昇天祭の前夜(イヴ)に上演される「エルチェの神秘劇」の第1部(マリアが亡くなるまで)を収めた ものです。現在現地で上演されているものを「トラディショナル・ヴァージョン」とするならば、こちらはさしずめ「ヒストリカル・ ヴァージョン」であり、楽器を大胆に使用しながらも響きはすっきりしており、むしろモダンな印象すら受けます。古楽ファン必聴の 一枚。録音も優秀です。


CDM 0411
エルスの神秘劇(15世紀)から
  第二部[聖母被昇天祭]

   (1709年の記録書に基づく新版による)

カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス
 ピラール・エステバン(ソプラノ:天使)
 ジョルディ・アベリョ(カウンターテナー:聖ジャウメ、天使)
 ジョゼプ・ベネット(テノール:聖ジョアン、天使)
 ジョルディ・リカルド(バリトン:聖ペレ、聖トマス)
 カルレス・マグラネル、ジョルディ・コメーリャス、レネ・ボシュ(ヴィオール)ほか

バレンシア自治州合唱団

録音:2004年5月8-10日、ラ・ベネフィセンシア文化センター、
    サル・アルフォンス・エル・マニャーニム

毎年8月14・15日のにスペイン、アリカンテ県エルス(エルチェ)の聖母教会で上演される有名な「エルスの神秘劇」。起源は15世紀にまで遡るとされ、口伝によって守られてきたこの神秘劇ですが、ときにその内容が記録されており、現存する最古の記録書として 1709年のものがエルチェ市古文書室に保管されています。
当盤は、その1709年の記録書をもとに新版を作り、当時合せて演奏されたであろうタイプの楽曲を配して、聖母被昇天祭の当日に上演される「エルチェの神秘劇」の第2部(マリアが天に昇る)を収めたものです。現在現地で上演されているものを「トラディショナル・ヴァージョン」とするならば、こちらはさしずめ「ヒストリカル・ヴァージョン」であり、楽器を大胆に使用しながらも響きはすっきりしており、むしろモダンな印象すら受けます。古楽ファン必聴の一枚。録音も優秀です。


CDM 0305
アントニオ・テオドーロ・オルテリュス(1650頃-1706):
  宗教的オラトリオ「われらが主キリストの受難について」(1706、バレンシア)

オルガ・ピタルク(ソプラノ:マグダレーナ)
パトリシア・リョレンス(ソプラノ:天使)
ローラ・ボソム(アルト:聖母マリア)
アントニ・アラゴーン(テノール:ルシフェル)
ジョルディ・リカルト(バス:聖ヨハネ)
カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス

録音:1999年4月2-4日、バレンシア県レケーナ市、エル・サルバドル(救世主)教会

バレンシア司教座聖堂の聖歌隊長を務めた作曲家オルテリュスが、その生涯の最後に、イタリア流のオラトリオ形式とスペインの音楽的 素材を融合させ書き上げたオラトリオ。
旧NAIVE ESPANA(AUVIDIS IBERICA)からの移行再発売。


CDM 0306
むごき苦しみ 18世紀スペインのアリアとカンタータ集
 アントニオ・マルティン・イ・コル:スペイン組曲(1706年頃)
 ニコラ・コンフォルト(1718-1788):カンタータ「私は何て不幸な女」
 ドミンゴ・ミゲル・ベルナベ・デラデーリャス(1713-1751):
  歌劇「メローペ」(1743)から 私がひもで絞め殺した小鳥は
 ジョアン・バプティスタ・ピア(1730頃-1785):
  コンシエルト・ファボリート(2つのフルートと弦楽のための;1765頃)
 カルロ・ブロスキ(ファリネッリ;1705-1782):
  カンタータ「毎日毎日、私はますますうんざりさせられる」(1753)
 マリアンネ・フォン・マルティネス(1744-1812):
  カンタータ「なぜ、あなたが愛した仲間は」

ルース・ロシケ(ソプラノ)
カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス

録音:2001年1月20-22日、バレンシア市、ラ・ベネフィセンシア文化センター、
    アルフォンソ寛大王ホール

旧NAIVE ESPANA(AUVIDIS IBERICA)からの移行再発売。
スペインの宮廷で演奏されたイタリア語による声楽作品集。後半生をマドリッドの王宮で過ごした偉大な カストラート、ファリネッリの作品も収録されています。


CDM 0307
トリスターノの嘆き 中世の舞曲と器楽曲集
 ミンノ・アモール(カンティガ 29)/パルラメント
 ダンス/悦びの始まり/第7のエスタンピー・レアル
 イスイタンピッタ・ベリーチャ/ロトゥンデルス(カンティガ 105)
 マンフレディーナ−マンフレディーナのロッタ
 レー(カンティガ 139/183)/第2のエスタンピー・レアル
 サルタレッロ/ヴィルレー(カンティガ 173)/サルタレッロ
 イン・プロ/フォイア(カンティガ 166)
 トリスターノの嘆き−ロッタ/イスタンピッタ・ガエッタ
 サルタレッロ

カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス

録音:2002年9月27-29日、バレンシア慈善文化センター、
    サロン・アルフォンソ・エル・マグナーニム


CDM 0308
トルバドゥール 中世宮廷の愛の歌
 Raimbaut de Vaqeiras: Aras pot hom conoisser e proar
 Bernart de Tolosa: Ben volgra
 Anonimo: S'anc vos ame
 Raimbaut de Vaqeiras: Savis e fols, humils et ergulhos
 Aimeric de Perghilhan: En greus pantais
 Anonimo: Amors, merce no saia
 Bernart de Ventadorm: A! Tantas bonas chansos
 Peire Vidal: S'ieu fos en cort
 Berenguer de Palou: Dona, la ienser
 Raimbaut de Vaqeiras: Kalenda maya
 Berenguer de Palou: Aital dona
 Giraut de Bornelh: Reis glorios
 Bernart de Ventadorm: Can vei la lauzeta mover
 Peire Vidal: Jes per temps
 Raimbaut de Vaqeiras: Aras pot hom conoisser e proar
 Anonimo: Tant es gay
 Raimbaut de Vaqeiras:
  Guerras ni platz no son bos/ No magrad'iverns
 Peire Cardenal: Un sirventesc novel
 Berenguer de Palou: De la iensor
 Pere Raimon de Toloza: Atressi cum la candela
 Berenguer de Palou: Tant m'abelis

カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス

2000年6月8-9日、バレンシア県シャティバ、サン・フェリウ・ゴシック礼拝堂

Naive(Auvidis)レーベルからの移行再発売。


CDM 0409
王宮の歌集(カンシオネロ・デ・パラシオ)
 フアン・デル・エンシーナ(1468-1529/30):
  愛の神がはしごをかけたなら(ビリャンシーコ)
 作曲者不詳:夜明けにおいで、いとしい人よ
 フアン・デル・エンシーナ:
  ああ、私は悲しい(ビリャンシーコ)
  愛の神と運命の女神(ビリャンシーコ)
  別れだ(エストランボーテ)
  しずまらぬため息(カンシオン)
  ペドロ、とても愛してるわ(ビリャンシーコ)
 フアン・デ・レオン:ああ、どうしようもない(カンシオン)
 フアン・デル・エンシーナ:
  一緒に踊りましょう(ビリャンシーコ)
  どれほど絶望しているのか?(バラード)
  三着分取れるかしら?(コサウテ)
 作曲者不詳:恋の痛みを感じるならば
 ガブリエル・メナ:悪い結婚をした花嫁(カンシオン)
 ペドロ・デ:ラガルト:ご婦人の皆様、お静かに(ビリャンシーコ)
 フアン・デル・エンシーナ:美しきご婦人(バラード)
 作曲者不詳:
  ディンディリーン(ビリャンシーコ)
  ロドリーゴ・マルティネス(コサウテ)
 アロンソ:だから、私はしない!(ビリャンシーコ)
 フアン・デル・エンシーナ:今日は飲み食おう(ビリャンシーコ)

ピラール・エステバン(メゾソプラノ)
ジョゼプ・エルナンデス(カウンターテナー)
ジョゼプ・ベネート、ペドロ・カストロ(テノール)
ホセ・アントニオ・ロペス(バス)
カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス

録音:2003年10月31日、11月1-2日、バレンシア大学、サピエンシア礼拝堂

マドリッドの王宮に保管されていたことからこの名のある「王宮の歌集」には、458にのぼるスペイン語歌曲が収録されています。


CDM 0410
ビセンテ・マルティン・イ・ソレール(1754-1806):
  サルスエラ「ラ・マドリレーニャ」(1778)

オルガ・ピタルク(ソプラノ:ビオランテ)
ミケル・ラモン(バリトン:ビーボ)
アントニ・アラゴン(テノール:騎士ドン・レリオ)
パトリシア・リョレンス(ソプラノ:メニカ)
サンティアゴ・サンタナ(バリトン:ファブリシオ)
リカルド・サンフアン(テノール:アンセルモ)
カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス

録音:1995年11月20-23日、バレンシア県アルムサフェス市文化センター

Naive(Auvidis)レーベルからの移行再発売。


CDM 0512
ハープの旋律 対立教皇ベネディクト13世(パパ・ルナ)時代の音楽
 ジャコブ・ド・サンルシュ[サンレーシュ]:
  旋律豊かなハープを(ヴィルレ;シャンティー写本)
 ジュアン・シモン・ド・アスプル[アスプロワ]&
  ジャック・ド・ノヨン:私は煙に包まれて(バラード;シャンティー写本)
 不詳:天気が良くなってきた(ヴィルレ;レイナ写本)
 不詳:さようなら(バラード;シャンティー写本)
 ヨハネス・デ・ヤヌア:私の優しい恋人は(ヴィルレ;シャンティー写本)
 ジャコブ・ド・サンルシュ:ここから逃げよう(バラード;シャンティー写本)
 ジャコブ・ド・サンルシュ:この麗しき季節に(ヴィルレ;モデナ写本)
 教皇の面前のミサ
  不詳:キリエ(アプト写本)
  ド・ペリゾ:グローリア(バルセロナ写本)
  オルル:クレド(イヴレア写本/アプト写本)
  不詳:サンクトゥス「弱きわれらを癒すおかた」
  不詳:アニュス・デイ
 B・ド・クリュニ:アポリニス・エクリプサトゥル[Apollinis eclipsatur]
   (バルセロナ写本;モテット)
 不詳:デジェンティス・ヴィータ[Degentis vita](バルセロナ写本;モテット)
 不詳:純潔なる花に歓喜せよ
   (讃歌;バレンシアの聖クララ会の合唱歌集(15世紀編纂)から)

カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス
 ピラール・エステバン(ソプラノ)
 ホセ・エルナンデス・パストール(カウンターテナー)
 ダヴィド・アンティク(笛)
 カルレス・マグラネル、ジョルディ・コメーヤス(フィドル)
 イグナシ・ジョルダ(オルガン、クラヴィシンバルム)
 パウ・バレステル(カリヨン、打楽器)
 フアン・マヌエル・ルビオ(ゴシック・ハープ、ハーディ=ガーディ)

バレンシア自治州合唱団

録音:2005年1月14-16日、バレンシア、文化福祉センター、
    アルフォンス・エル・マニャーニム・ホール

1377年、教皇グレゴリウス11世がローマに戻り、「アヴィニョン捕囚」は終わりを告げましたが、翌年教皇が没するとローマとアヴィニョンにそれぞれ教皇が立てられ、「教会大分裂」の時代が始りました。アヴィニョンの教皇はローマ側から「対立教皇」と呼ばれましたが、ベネディクト13世(在位1394-1423)はその二代目に当たります。彼はスペイン、アラゴン王国の貴族ルナ家の出身であったことから「パパ・ルナ」と呼ばれました。
当時のアヴィニョンはカトリック圏の文化の中心地のひとつであり、音楽においてはいわゆる「アルス・スブティリオール」が花開いていました。アルバム・タイトルとなっている「ハープの旋律」(La Harpe de Melodie;「旋律豊かなハープを」とも訳されます)は、ハープの形の楽譜に記された、アルス・スブティリオールを代表する作品の一つです。


CDM 0614
御婦人方に捧げる
 ジョゼプ・マルセート(1774頃活躍):新コントルダンス集
   ラ・デレイタブレ,ラ・マス・リンダ,ラ・ブリリャンテ,ラ・カステリャーナ,
   ラ・アラゴネーサ,ラ・ビスカイナ,ラ・カタラーナ,ラ・バレンシアーナ,
   ラ・セビリャーナ,ラス・ヌエセス
 ビセンテ・マルティン・イ・ソレール(1754-1806):
  御婦人方に捧げる12のイタリア語カンツォネッタ(*)
   祈り,恩恵,希望,無邪気,愛と嫉妬,純朴,毅然,
   自然,果敢な娘,信頼,羊飼い娘,移り気
  オペラ「喜びの島」(1795)から(*)
   愛する胸に(アルメリアのアリア),バラは咲き(アルメリアのロマンス),
   毅然たる魂(アルメリアのアリア)
 ブラス・デ・ラセルナ(1751-1816):独唱トナディーリャ「プラドの陰口」(*)

カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス
 ラケル・ロヘンディオ(ソプラノ(*))
 バリー・サージェント、シャビエ・カラウ(ヴァイオリン)
 カルレス・マグラネル(チェロ) オクタビオ・ラフォウルカーデ(ギター)
 イグナシ・ジョルダ(チェンバロ) パウ・バレステル(カスタネット、打楽器)

録音:2005年11月21、23-24日、リリア、サングレ教会


CDM 0615
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):
  死者のための聖務日課[Officium defunctorum](1605);
   わが魂は萎え[Taedet animam meam]
   死者のためのミサ[Missa pro defunctis] (レクィエム;6声)
    Introit: Requiem aeternam,Kyrie,Graduale: Requiem aeternam,
    Offertorium: Domine Jesu Christe,Sanctus - Benedictus,
    Agnus Dei,Communio: Lux aeterna
   わがハープは悲しみの調べに変わり[Versa est in luctum](葬送モテット)
   われを解き放ちたまえ[Libera me](レスポンソリウム)

カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス
 エリーザ・フランゼッティ、ピラール・エステバン(ソプラノ)
 アリシア・ベリ(アルト) ジョゼプ・ベネート(テノール)
 ペドロ・カストロ(テノール) トマス・マシェ(バス)
 ジョルディ・コメーリャス(ヴィオラ) ダヴィド・アンティク(フルート)
 パコ・ルビオ(ツィンク[コルネット]) マリア・クリソル(ファゴット)
 ジョルディ・ジメーネス、エリース・エルナンディス(サックバット)
 イグナシ・ジョルダ(オルガン) パウ・バレステル(打楽器)

バレンシア自治州合唱団

録音:2005年11月29日、バレンシア文化福祉センター、アルフォンソ寛大王ホール、ライヴ

スペイン・ルネサンス・ポリフォニー音楽の最高傑作であるビクトリアのレクィエムは録音にも恵まれており、タリス・スコラーズ(Gimell)、マニフィカト(Linn)、シックスティーン(Coro)の名盤が有名ですが、この新録音はそれら英国勢による「透明で精緻なア・カペラ」(シックスティーン盤には控えめな楽器重複がありましたが)とはまったく趣が異なります。
冒頭、教会の鐘の音に続いて「わが魂は萎え」が管楽器と打楽器によって荘重に奏でられ、やがて合唱に引き継がれます。「死者のためのミサ」に入ってからも楽器の重複は続き、所々で重唱と合唱が交代して音楽にコントラストを作り出していきます。「われを解き放ちたまえ」では、重唱・合唱・管楽器・打楽器による壮麗な演奏の後、重唱が静かに「キリエ・エレイソン」と唱えて全曲が閉じられ、しばしの沈黙の後で拍手が湧き起こります。
英国勢の演奏にみられる透明さとは異質の、どこかくぐもったような、香の煙と匂いがたちこめたような音楽であり、スペインの古い聖堂で行われる大規模な葬儀を思い起こさせます。やはりビクトリアはタリスやバードとは違うのだな、とあらためて納得させられる演奏です。


CDM 0616
ボルジア 教皇アレクサンデル6世の時代の音楽
 [世俗的ビリャンシーコ]
 フアン・デル・エンシーナ(1468-1529/1530):
  支配する者とされる者/わが自由は静けさのうちに
  この世のすべての善きこと/取り換えてしまうほうがよい
 不詳:甘美なる愛の炎/私は恋する若い娘/少女と葡萄畑
 アロンソ:快楽と熟慮
 バルトロメオ・トロンボンチーノ(1470頃-1535以降):
  彼女の愛する人にではなく(器楽)
 フアン・デ・ウレーデ(1430頃-1482以降):これほどの苦しみはかつてなく
 [ミサ]
 フランシスコ・デ・ペニャローサ(1470頃-1521):
  ミサ「これほどの苦しみはかつてなく」
 [モテット]
 ジョスカン・デプレ(1440頃-1521):
  おお主、イエス・キリスト(器楽)/喜べ、キリストの御母なる処女
 [世俗的ビリャンシーコ](「王宮の歌集」から)
 不詳:めでたし、恩寵に満てる処女
 フアン・デル・エンシーナ:私はもはや信じたくない
 ペドロ・デ・エスコバール(1465頃-1535頃):比類なく恵まれたる処女

カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス
 ルース・ロシケ(ソプラノ)
 ダビッド・アンティク、フェルナンド・パス(リコーダー)
 フランシスコ・ルビオ(コルネット[ツィンク])
 ラモン・ペレス、エリアス・エルナンディス(サックバット)
 カルレス・マグラネル、レネー・ボシュ(ソプラノ・ヴィオル、バス・ヴィオル)
 エウラリア・エスピネート(アルト・ヴィオル)
 ジョルディ・コメーリャス(テナー・ヴィオル)
 ミゲル・アンヘル・ロドリーゲス(ヴァイオリン)
 オクタビオ・ラフォウルカーデ(ビウエラ)
 イグナジ・ジュルダ(オルガン) パウ・バイェステ(打楽器)
バレンシア自治州合唱団

録音:2000年6月30日、7月1-2日、スペイン、バレンシア県トーレント、エル・アウディトリ
    2000年8月13-14日、スペイン、バレンシア県ハティバ、聖フェリウ礼拝堂

スペイン、バレンシアの町ハティバに生まれ、権謀術数で教皇に上りつめ、強欲・好色・贅沢のかぎりを尽くす一方で芸術家を保護したアレクサンデル6世(本名ロデリク・ランソル→ロドリーゴ・ボルジア)の教皇時代のスペイン音楽アンソロジー。旧NAIVE(Auvidis)レーベル: AVI 8026および8027(いずれも廃盤)からの編集盤。


CDM 0617
アントニオ・リテレス(1673-1747):
  オペラ「四大元素」(イタリアの様式による)

イサベル・モナール(ソプラノ:空気)
パトリシア・ヨレンス(ソプラノ:土)
エストレーリャ・エステベス(ソプラノ:火)
オルガ・ピタルク(ソプラノ:水、時)
シ=チャオ・トゥ(カウンターテナー:曙光)
ミケル・ラモン(バリトン)
カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス

録音:1994年2月4-7日、バレンシア音楽堂

マヨルカ島に生まれスペインとポルトガルで活躍した作曲家リテレスが、メディーナ・デ・ラス・トーレス公夫人の誕生日のために書いたオペラ。旧NAIVE(Auvidis)レーベル。


CDM 0718
ラ・スパーニャ スペイン・ルネサンス舞曲集
 不詳/ディエゴ・オルティス:「装飾変奏論」(1553)から
   ラ・スパーニャによるレセルカーダ,パッサメッツォ・アンティコ
   ロマネスカ,フォリア
 ルイス・ミラン:「ビウエラ音楽集」(1535)から パバーナ/ガリャルダ
 ジョアン・アンブロジオ・ダルツァ:「リュート曲集」(1508)から
   カラータ・アラ・スパニュオーラ,ピーヴァ
 チェーザレ・ネグリ:「愛の恵み」(1602)から
   幸福なオーストリア,ビリャンシーコとスパニョレット,カナリオ
 ファブリツィオ・カローソ:「イル・バッラリーノ」(1577)から
   バレット「私の恋人」,カスティーリャのカスカルダ,
   バレット「恋人コスタンテ」,スパニョレッタ,カナリオ
 ヴィンチェンツォ・カピローラ:スパーニャ・トゥタ・デ・フージェ(1520)
 アントニオ・デ・カベソン:「音楽作品集」(1578)から
   パバーナ「ラ・ダーメ・レ・デマンダ」/ミラノのガリャルダ
 ミヒャエル・プレトリウス:
  「テルプシコーレ」(1612)から スパニョレッタ,ラ・カナリエ
 ジュリオ・チェーザレ・バルベッタ:「リュート曲集」(1585)から
   モレスカ「レ・カナリエ」
 フランチェスコ・スピナチーノ:「リュート曲集」(1507)から
   ラ・スパーニャ(バス・ダンス)
 不詳/ルイス・デ・ナルバエス:「デルフィンの曲集」(1538)から
   「牛の番」によるディフェレンシアス
 不詳:「王宮の歌集」から
  わが愛する三人のモーロ娘,ロドリーゴ・マルティネス

カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス
 ダビド・アンティク(笛)
 パコ・ルビオ(ツィンク)
 カルレス・マグラネル(ソプラノ・ヴィオル)
 ジョルディ・コメーリャス(テナー・ヴィオル)
 リシャニア・フェルナンデス(バス・ヴィオル)
 フアン・マヌエル・ルビオ(ハープ、サンフォーニャ、ウード、ギター)
 オクタビオ・ラフルカーデ(ギター、ビウエラ)
 パウ・バリェステル(打楽器)
 イグナシ・ジョルダ(オルガン、チェンバロ)

録音:2006年1月25-28日、スペイン、リリア、聖血教会


CDM 0721
ジョン・ダウランド(1563-1626):
  「ラクリメ、または七つの涙」(1604)
   最初の涙,デンマーク王のガイヤルド
   よみがえった最初の涙,エセックス伯のガイヤルド,
   苦しみの涙,サー・ジョン・スーチのガイヤルド,
   悲しみの涙,ヘンリー・ノエル氏のガイヤルド,
   強いられた涙,ジャイルズ・ホビー氏のガイヤルド,
   愛情深い涙,ニコラス・グリフィス氏のガイヤルド,
   真実の涙,トマス・コリアー氏のガイヤルド,
   常にダウランド、常に悲しく,ディゴリー・パイパー船長のガイヤルド,
   サー・ヘンリー・アンプトンの葬礼,バクトン氏のガイヤルド,
   ニコルズ夫人のガイヤルド,ジョン・ラントン氏のパヴァーヌ,
   ジョージ・ホワイトヘッド氏のアルマンド

カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス
 ラファエル・ボナビータ(リュート)
 カルレス・マグラネル(ソプラノ・ヴィオル) ジョルディ・コメーリャス(テナー・ヴィオル)
 クララ・エルナンデス、リクサニア・フェルナンデス、ルネ・ボッシュ(バス・ヴィオール)
 パウ・バリェステル(打楽器)

録音:2006年10月29-30日、11月1日、スペイン、バレンシア、
    ラ・ベネフィセンシア文化センター、アルフォンス・エル・マグナーニム・ホール

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輸入・発売:有限会社 コーシン

開設:2002年8月21日
更新:2008年4月30日

翻訳・編集:サラバンド